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悪マニBeyond氏の実名は本人が10年間公開し続けている

「悪徳商法マニアックス管理人Beyond」氏は、「自分の実名をネットで書く人間」に対して厳しい対応をとっている。最近ではこのように、実名を含むツイートを行った人物に対し、「自分の実名を含むツイートを削除せよ」という発言を行っている。
しかし、Beyond氏自身が2004年4月4日に自分の名前を全世界に向けて公開し、しかもそのページが現在も公開されている。この事実がある以上、「吉本敏洋という実名を出すな」というような要求は矛盾している。ましてや、サイト内やYourpediaで他人の名誉を毀損する情報を削除しない人間が「自分で公開している実名を他人が公開するのは不可」と主張するに至っては、何を言っているのかまったく理解できない。

嘘だと思うならこのリンクをクリックしてもらおう。
http://blog.a902.net/topics/2004/0404.html

管理人Beyond の実名を公開します

2004年4月4日


今回、株式会社ウェディングに訴えられ、京都府警に家宅捜索までされたわけですが、これを機会に、私、Beyond の実名を公開することにしました。また、「悪マニBeyond 氏と一緒に、ウェディング問題を考える会」が結成されましたので、お知らせいたします。

ここで、「いつの間に訴えられたの?」「家宅捜索されたのは、匿名掲示板(仮)だったのでは?」と、疑問を持つ方もおられることでしょう。実は、匿名掲示板(仮)の管理人と、Beyond は、同一人物です。既にご存知の方や、感づいていらした方もおられると思います。公然の秘密に近いとは言え、積極的に公表していなかったため、知らない方も多いでしょう。まあ、そういうことです(^^;。
それで、なぜ今になって実名を公開するのかと言うと、簡単に言えば「匿名による制約が大きくなってきた」からです。制約は、今に始まったことではなく、かなり前から感じていました。匿名を貫くと言うのは案外「面倒」なのです。
匿名を選択することによる利点と欠点が存在します。また、実名を公開することの利点と欠点も存在します。それらを考えた上、実名公開を選択することにした次第です。

悪マニの死と再生

さて、実名公開することで、「今までの方針は、どこ行った」とか、もしかすると「裏切られた」と感じる方もおられるかも知れません。しかし、私としては、公開はある意味「敗北」だと考えています。つまりは、苦渋の選択、やむを得ない選択だと言うことです。
これまで、紀藤弁護士などから「実名公開した方が良い」と言われつつも、あえて匿名にこだわってサイトを運営してきました。なぜならば、「告発サイトは実名でやるべきだ」と言う誤った考えを払拭し、匿名でここまで出来るということを示したかったからです。

一般的に、「悪いことをしていないなら、実名を名乗るべきだ」と考える人も多いかと思います。しかし「出る杭は打たれる」と言う言葉が存在する上、全世界に情報発信するインターネットにおいても、それは正しいことでしょうか?また、被害者の匿名報道の問題が出ている昨今、実名じゃないことが、そんなに後ろめたいことなのでしょうか?

悪マニは一見して怪しげ、管理人も匿名で怪しげですが、きちんと読んでいただければ、それなりに真面目なサイトであることが分かってもらえるかと思います。ただ、「匿名だと、ちょっと…」と考える、言ってみれば「頭の固い人」がいることは否定できません。内容では無く、実名と言う「肩書き」によって信用を勝ち取る手法は、全く持って非悪マニ的ですが、100億企業ウェディングと戦うには、個人の力だけではおのずと限界が出てきます。

悪マニの、一つの時代が終わるのだろうと思います。しかしこれは、Beyond の役割が終了し、別の役割に変化するというだけのことです。これまで匿名Beyond がやってきたことは、今後は是非、別の誰かがやって欲しいと思います。そして、悪マニの今後の新しい展開を、これからも応援していただけると嬉しく思います。

ウェディング問題を考える会について

株式会社ウェディングの行為が、ネット上の議論を萎縮させ、消費者利益を損なっている可能性があることを鑑み、それらの問題について共に考え、助けあいと情報公開の場を設けることを目的として設立されました。第1回総会が4月17日に東京で開催されます。当然、私にも講演のオファーが来ています(笑)。

悪マニ管理人プロフィール

名 前 : 吉本 敏洋
資 格 : 消費生活専門相談員、消費生活アドバイザー

「悪マニ管理人」の名前が「吉本敏洋」であり、「消費生活専門相談員」「消費生活アドバイザー」の資格を持っていることは、吉本氏自身が自分のサイトで10年間公開し続けてきた周知の事実なのである。それを書いてはいけないというのはあまりにも自己矛盾にすぎるだろうし、吉本敏洋という実名を書いているから問題があるかのように言い囃すのはミスリードにすぎるとしか言いようがない。

「悪マニ管理人Beyond」の実名を書いてはいけない、というのであれば、この記事はどうか。INTERNET Watchの2004年の記事である。INTERNET Watchはネットストーカーなのか?
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/04/19/2835.html

ウェディング問題に見る「インターネット上の表現の自由と名誉毀損」

「悪徳商法?マニアックス」を運営するBeyond氏。経緯を説明する講演では、終始ユーモアを交えた余裕のある話しぶりで会場を沸かせた
4月17日、悪徳商法についての情報を掲載するWebサイト「悪徳商法?マニアックス」の管理人Beyond(吉本敏洋)氏らが中心となって組織された「ウェディング問題を考える会」の総会が都内で開催された。 

 総会ではBeyond氏をはじめ、Beyond氏から相談を受け、会の委員にも就任した弁護士の紀藤正樹氏、事務局長を務める弁護士の弘中絵里氏らが出席。会場には会員、非会員含めおよそ90名の参加者が集まった。 

 本誌では、個人でも簡単に作れるホームページにおいて書かれたことでも企業から訴えられかねない、という現状の問題点についてのヒントが得られるのではないかという視点から取材した。従って、ウェディング問題の経緯そのものについては本稿では詳しく触れない。興味がある方は「ウェディング問題を考える会」のホームページを参照していただきたい。
 「名誉毀損のルールはもはや実態にかみ合っていない」
「ウェディング問題を考える会」委員を務める紀藤正樹弁護士
今回の事件で議論の焦点になるネットでの「表現の自由」に関してBeyond氏は、「プロバイダ責任制限法に問題があるのではないか」と同法に言及。「(匿名の場合、管理者が発信者の責任を負うとしているが)そもそも掲示板管理者は発信者になり得るのか。私はなり得ないと思う」と述べた。 

 また、紀藤弁護士は講演後に行なわれた質疑応答において、今回の問題について「そもそも名誉毀損のルールがインターネットというメディアが登場する以前の社会状況に合わせたものであり、実態とかみ合っていない部分がある」と指摘。「新聞社や出版社などの企業が情報コンテンツサービスとして提供する情報と、個人がホームページやBlogなどで公開する情報とは切り分けが必要だ。企業が事業として行なう情報サービスは、情報の裏が取れているものと受け止めるのが当然だが、個人がサイトで公開する情報はあくまで個人が見聞した範囲で述べているもの。情報を受け取る側が予期する情報の信憑性に違いがある」と述べた。 

 個人による情報発信については、「たとえ個人サイトの上での発言でも、今の法律で名誉毀損で訴えられたら、裁判に勝つにはその見解が公益性を持っていることを証明しなければならない。個人レベルでそれを立証するのは到底無理だ。現在のルールでいうと、実質上は訴えた方が勝つという仕組みになっている。そもそも、訴えられただけでサイトを閉鎖するケースがほとんどだろう。ネットで個人が発信する情報は、雑誌や新聞といったメディアとは全然違うものだということを訴え、法的なルールとして対抗できる策を見いだしていかなければならない」とし、現行法の問題点を指摘。「インターネット上の表現の自由を考える会というようなものが必要ではないか」とも述べた。
 匿名性の限界
 また、紀藤弁護士は、今回Beyond氏が実名を公開したことについて、「1998~1999年頃から匿名というのは難しくなっていると感じていた。結局話し合いによって表現の自由を主張しようと思えば、特に個人の場合、実名を明かさなければ話が始まらない。そういった意味でも、今回はBeyond氏に実名を出して活動するようアドバイスした」とし、メディアでも話題になることの多いインターネットにおける「匿名性」の限界について触れた。 

 Beyond氏がこの件について返信したメールに対してウェディング社からはなんの返答もなかったことについても、「匿名の個人からのメールを企業が相手にしないのは理解できる」として、社会通念上、匿名個人による文書などが正式な文書と受け止められない面があることも指摘した。また、匿名を捨てるメリットとして、2ちゃんねるの例を挙げ、「2ちゃんねるがあそこまで大きくなったのは、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が始めから実名と顔、住所まで出して堂々とやっていたことが大きい」と述べた。
 会の運営は当面継続
 総会にはウェディング関係者も出席、ウェディング側から見た経緯説明を行なうと同時に、「刑事もできる限り速やかに取り下げる」と明言。実行されればウェディングは民事・刑事双方の訴訟を取り下げることになる。提訴をきっかけに結成された「ウェディング問題を考える会」の今後の活動については、ウェディング社の刑事訴訟の取り下げが確定したわけではないこと、「悪徳商法?マニアックス」で扱う情報の性質から今後も同様のことが起こる可能性があることなどから、当面会の運営は継続するという。
URL
  ウェディング問題を考える会
  http://www.makani.to/wedding/ 
  悪徳商法?マニアックス
  http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/index.html 


( 伊藤大地/工藤ひろえ ) 
2004/04/19 16:58
 あるいは「探偵ファイル」のこの記事はどうなのか。
 http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2004/04/21_01/
「ウェディング問題」とインターネットの将来
4月17日土曜日、都内某所である集会が開かれた。
主催は「株式会社ウェディング問題を考える会」(以下「考える会」)。この集会は「考える会」の記念すべき第一回集会だ。
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「株式会社ウェディング」は京都に本社を置く、主に宝石販売を営んでいる企業だが、ここでは関連企業の所属する「ウェディンググループ」を指す。
では、「ウェディング問題」とは何か・・・?至極簡単にまとめると、以下の2つになる。
1:「ウェディング」が自分達に不利な情報(「ウェディング」は悪徳商法をしているかもしれない、等)を記載しているサイトに対して圧力を掛け、それに応じなかった人物を「名誉毀損」として民事・刑事両面で訴えた事
2:「ウェディング」が様々な手段によって、上記サイトをインターネットから締め出そうとした事
2の最たる例として、検索エンジンGoogleの検索結果に表示されなくなる現象、通称「Google八分」が挙げられる。
検索エンジンの代名詞にもなったGoogleに表示されないと、新たな来訪者が増えなくなる…だけでは終わらない。
同じ事が繰り返されると、賛美であれ批判であれ、ネット上ではどちらか一方の情報しか手に入らなくなる恐れもあるのだ。
これは我々インターネットユーザーには重大な問題であり、決して他人事ではない。
この問題について更に詳しく知りたい方は「考える会」公式サイトや、渦中の存在である『悪徳商法?マニアックス』を参考にして頂きたい。

「考える会」は、上記の問題への対策や今後発生するかもしれない同種問題の予防策について、皆で意見し合い、検討し合うために設立された。
今回の目玉は、『悪徳商法?マニアックス』管理人であるBeyond氏の初めての講演会だ。
この問題を通じて「これからのインターネットの在り方」を探るためか、当日は大勢が集会に参加していた。
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▲会場の風景。撮影後、更に人が入ったためほぼ満席状態に。
集会は終始和やかなムードで進行し、緊張気味のBeyond氏も時折ユーモアを混ぜる余裕を見せていた。
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▲(左)講演中のBeyond氏。「潜入調査するかもしれないので、顔はこっそりでお願いします」との事。
 (右)「考える会」メンバーの紀藤弁護士。「ホームオブハート」問題で大変だとか。
肝心の「ウェディング問題」に関しては、「考える会」メンバーから過去の問題のおさらいや将来の展望について述べられた事よりも、特別ゲスト・「株式会社ウェディング」取締役による、
「民事・刑事共訴えを取り下げると共に、インターネット上の一連の対応についても誤った方法であったと認める」
という発言が最も反響を呼んでいた。それもそのはず、これはウェディング側の、事実上の敗北宣言だからだ。
「Google八分」等の障害はまだ残っているものの、以上の発言によって「ウェディング問題」そのものはこの集会でほぼ解決となった。
だが、これからも同じような問題が発生しないとは言い切れない。
法律の不備、企業のネットに対する認識の不足、「批判」と「名誉毀損」の不明瞭な境界線…問題の火種は、まだまだ残っているからだ。
「考える会」は、今後もこれらについて議論し合うために活動を続けると言う。
インターネットが孕む諸問題について、一般ユーザー側から真剣に考える時が来たのかもしれない。
探偵ファイル・静山
もちろん、吉本敏洋氏自身が自分のサイトから実名記載をすべて削除し、「実名公開をやめますから今後、それを書くのはプライバシーの侵害です」とサイトで表明し、INTERNET Watchや探偵ファイルにも記事の取り下げをさせるのであれば、このサイトでも実名の表示はすべて伏せ字に変える意志がある。

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