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吉本敏洋氏に敵認定されたRuby開発者まつもとゆきひろ氏(1)

吉本敏洋氏の歪んだ考え方を端的に示す一例として、スクリプト言語Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏に対する攻撃が挙げられる。

Rubyは「手軽なオブジェクト指向プログラミングを実現するための種々の機能を持つオブジェクト指向スクリプト言語」で、「まつもと ゆきひろが個人で開発しているフリーソフトウェア」であると説明されている(オブジェクト指向スクリプト言語 Rubyの解説より)。日本発だが世界的に広く使われているプログラミング言語としても有名だ。

その開発者の「宗教的背景」を敵視して、吉本敏洋氏が噛みついたのが2006年のことである。Rubyに関する公式のメーリングリスト「ruby-list」に、カルトを許せない吉本敏洋氏はこのように投稿した。

Subject: [ruby-list:42243] コミュニティと宗教の分離について
From: Beyond <beyond big.or.jp>
Date: Mon, 22 May 2006 04:19:18 +0900
Beyondです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、悪徳商法対策やカルト宗教対策につい
てのサイトを運営しております。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/

さて、今回ポストしたのは、Matz氏が日記において、自らが所属するカルト宗教
団体である「モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)」の宣伝・広告活動
を行っていることの是非についてです。
http://www.rubyist.net/~matz/?category=%B6%B5%B2%F1

これは、元々2ちゃんねるのRubyスレで始まった議論ですが、私は
 a) rubyistドメイン上で、
 b) メイン開発者が、
 c) カルト宗教団体とみなされる事の多い団体の
 d) 宣伝活動を、
 e) たとえ日記と言う形においてでも行うことは、
 f) Rubyの発展にとっては阻害要因にしかならない。
と思います。

c)が特定の企業であっても、少なからず嫌悪感を抱く人はいるでしょうけど、こ
れが宗教団体、しかもカルト宗教とみなされることが多い団体であれば、嫌悪感
を抱き関係を持ちたくないと考える人が、より多くなるのは当然です。少なくと
も、モルモン教の話題を出すことによるプラス要因とマイナス要因では、後者の
方が大きいかと思います。

そこで、Rubyの一利用者としては、rubyistサーバー上から、モルモン教に関す
る記述を全て削除し、別の日記として公開すべきだと思うのですが、どうでしょ
うか?
それとともに、rubyistサーバーやRAA利用のガイドラインとして、特定の政党や
宗教との分離を掲げる方が良いのでは無いかと思いますが、いかがでしょう?

なお、MLに投稿した動機についてですが、Matz氏の日記にコメントを行ったとこ
ろ、予告もなしに一方的に削除されたため、「Matz氏はオープンな議論を行う気
が無い」と判断したからであり、公平性を担保するためです(別に、自分のサイ
トでも良かったのですが、とりあえず)。
http://www.rubyist.net/~matz/20060507.html

---------------------
Beyond
「モルモン教」は確かにキリスト教の中では新宗教であり、カトリック教会からは「異端」と認定されているが、カルトと呼ばれるような大きな問題がある団体であるとは通常みなされていない。輸血拒否問題の「ものみの塔」と混同しているのではないか?とも思ったが、いや、「伝統以外の宗教=悪」とでもいうように染まっているのかもしれない。

もちろん、この吉本氏の発言には多くの批判が寄せられ、吉本氏の論理の破綻が浮き彫りになった。メーリングリストから転載しよう。

Subject: [ruby-list:42244] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: keiju ishitsuka.com
Date: Mon, 22 May 2006 06:05:37 +0900
References: 42243
In-reply-to: 42243
けいじゅ@いしつかです.

In [ruby-list:42243] the message: "[ruby-list:42243] コミュニティと宗
教の分離について", on May/22 04:19(JST) Beyond writes:

>Beyondです。

> そこで、Rubyの一利用者としては、rubyistサーバー上から、モルモン教に関す
> る記述を全て削除し、別の日記として公開すべきだと思うのですが、どうでしょ
> うか?

2チャンネル読みました. 有名になるのも大変なんだなと...
それはともかく, 議論することはいいことかも. それもちゃんと名前を名のっ
て.

でも, このMLではなくて, 別にMLその他の媒体を立ててほしいですね. ここは,
Rubyそのものを話題にする場ですから.

__
---------------------------------------------------->> 石塚 圭樹 <<---
---------------------------------->> e-mail: keiju / ishitsuka.com <<---
 Subject: [ruby-list:42245] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: Masayoshi Takahashi <takahashi twinspark.co.jp>
Date: Mon, 22 May 2006 13:05:33 +0900
References: 42243
In-reply-to: 42243
高橋征義です。「日本Rubyの会」という集まりの代表をしております。

Beyond wrote:
> ご存知の方もいらっしゃると思いますが、悪徳商法対策やカルト宗教対策につい
> てのサイトを運営しております。
> http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/

存じ上げております(ウェディング問題の件とか)。活動はなにかとたいへんで
しょうが、頑張ってください。

> さて、今回ポストしたのは、Matz氏が日記において、自らが所属するカルト宗教
> 団体である「モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)」の宣伝・広告活動
> を行っていることの是非についてです。
> http://www.rubyist.net/~matz/?category=%B6%B5%B2%F1
> 
> これは、元々2ちゃんねるのRubyスレで始まった議論ですが、私は
>  a) rubyistドメイン上で、
>  b) メイン開発者が、
>  c) カルト宗教団体とみなされる事の多い団体の
>  d) 宣伝活動を、
>  e) たとえ日記と言う形においてでも行うことは、
>  f) Rubyの発展にとっては阻害要因にしかならない。
> と思います。

うーん、そうですか。私はそうは思いません。
もちろん特定の宗教が嫌いなのでRubyを使いたくない、というひとはそれなりに
いるのかもしれませんが、それが「Rubyの発展にとっては阻害要因にしかならない」、
とまで言える具体的な根拠は乏しいと思います。

というか、宗教の話って今に始まったことじゃなく、ずっと前から日記では
書かれていたことだと思うんですが、それで実際にRubyの「発展」が阻害
されてきたのでしょうか。
それとも、そういうことを書かなければ、今よりももっとRubyが「発展」
していたはずである、ということが明白なのでしょうか。

# 「発展」とカギカッコつきになっているのは、何をもって発展と
# 考えるかが人によって異なると考えているためです。
# 単にユーザ数が増えることや、アプリケーションが増えることを
# もって「発展」と見なすのは、個人的には一面的な考えだと思って
# います。言語ってそういうものじゃないですよね。

> c)が特定の企業であっても、少なからず嫌悪感を抱く人はいるでしょうけど、こ
> れが宗教団体、しかもカルト宗教とみなされることが多い団体であれば、嫌悪感
> を抱き関係を持ちたくないと考える人が、より多くなるのは当然です。少なくと
> も、モルモン教の話題を出すことによるプラス要因とマイナス要因では、後者の
> 方が大きいかと思います。
> 
> そこで、Rubyの一利用者としては、rubyistサーバー上から、モルモン教に関す
> る記述を全て削除し、別の日記として公開すべきだと思うのですが、どうでしょ
> うか?
> それとともに、rubyistサーバーやRAA利用のガイドラインとして、特定の政党や
> 宗教との分離を掲げる方が良いのでは無いかと思いますが、いかがでしょう?

場合によっては必要かもしれませんが、今回の件に関しては必要ないと思います。

念のため書いておきますが、Rubyの開発に関するオフィシャルな情報提供に
使われているドメインはあくまで「ruby-lang.org」であり、「rubyist.net」
はRubyの開発とは直接関係のない情報を載せるドメインとして使われています。
そのため、 ruby-lang.org には宗教に限らず、個人的な情報はあまり載せない
よう、暗黙の合意がなされています。
具体的な対応としては、以前は http://www.ruby-lang.org/~foo といったURLに
個人的な情報が載せられていたのですが、ある時期に http://www.rubyist.net/~foo
へ移行がなされました。これは、まさに上記のような指針に基づいた対応です。

このような意味で、オフィシャルな開発の場と個々人の思想・信条といった
ものを表明する場は明確に分離されていると思います。それでよいのでは
ないでしょうか。

> なお、MLに投稿した動機についてですが、Matz氏の日記にコメントを行ったとこ
> ろ、予告もなしに一方的に削除されたため、「Matz氏はオープンな議論を行う気
> が無い」と判断したからであり、公平性を担保するためです(別に、自分のサイ
> トでも良かったのですが、とりあえず)。
> http://www.rubyist.net/~matz/20060507.html

とはいえ、石塚さんも書かれている通り、あんまりこのMLはふさわしく
なさそうな。前述の通り、ruby-lang.org はRubyの開発や利用そのものに
ついてのドメインなので。続けるのであれば別のMLをたてたほうがよいで
しょうか?

高橋征義 (maki / rubycolor.org)
まつもと ゆきひろです

In message "Re: [ruby-list:42243] コミュニティと宗教の分離について"
    on Mon, 22 May 2006 04:19:18 +0900, Beyond <beyond / big.or.jp> writes:

|そこで、Rubyの一利用者としては、rubyistサーバー上から、モルモン教に関す
|る記述を全て削除し、別の日記として公開すべきだと思うのですが、どうでしょ
|うか?

rubyist.netドメインは私個人の私物であり、個人の行動がRubyそ
のものに影響を与えることがないためにruby-lang.orgドメインと
は分離した経緯があります。私の「Matzにっき」の存在が、このド
メインを利用していただいている人々に対してデメリットになるこ
とがあれば、それらの方々が個別に対応されるでしょう。
Subject: [ruby-list:42247] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: Beyond <beyond big.or.jp>
Date: Tue, 23 May 2006 00:42:34 +0900
References: 42243 42245
In-reply-to: 42245
Beyondです。

前回投稿中、b)メイン開発者は、b)作者と訂正します。

さて、管理者側の方々と議論しても勝てるわけないし、勝つつもりも無いのです
が、2点だけ言わせてください。

1.言ってないことに対して反論するのはやめてください。
 批判されて感情的になるのは分からないでも無いですが、反論するならするで
論理的にしていただきたいと思います。

 私は、「開発と宗教の分離」とも「rubyistドメイン=コミュニティ全体」と
も主張しておりません。ですから、開発と関係無いとかMatz氏の私物であるとか、
デメリットは個人が個々に対応するとか言われても、意味不明です。
 私物であろうと無かろうと、Rubyの公式ページから、コミュニティの代表的な
一つとして「日本Rubyの会(rubyistドメイン)」が紹介され、その理事である
Matz氏が同じドメイン上で日記を書いているのですから、普通目には「Rubyの会
理事でありRuby作者であるMatz氏の日記」と捉えるでしょう。捉えられ方の問題
を言っているのですから、「個人のドメインです」と、どこに書かれているのか
分からないようなことを言われても意味不明です(関係ない内容とか私物である
とかは、どこに明示されてるんでしょうか?探したけど、良く分かりませんでし
た)。

 私物であることで、私が考えているような問題が発生するのでしたら、日本
Rubyの会用に「ruby-users.jp」ドメインを寄贈しても構いませんが、私物であ
ると言うexcuseを無くすために、その様な選択肢を取る可能性はあるのでしょう
か?

2.反論するなら、立場を明らかにしてください
 モルモン教を批判すると言うことはすなわち、「血の贖罪」によって殺される
可能性も無きにしもあらずと言うことです。それでも、匿名で参加しないのは、
反カルトと言う「立場」を明らかにしなければ、卑怯だと思うからです。こちら
は「モルモン教は利益を受ける」と主張しているのですから、最低限モルモン教
徒かどうか明らかにしていただかないと、どう対応してよいのか分かりません。

 と言うのも、「モルモン教の影響は無い」との認識のようですが、例えば仮に
私がサイトや雑誌に記事を書いたとして、「影響は無視できるほど小さい」とは
言えても「無い」とまでは言えないはずです。何を持って「根拠が乏しい」と言
われているのか謎です。単に想像力等が足りない方なのか、それとも団体の関係
者だから、そう言っているのか区別が付きません。

あと、専用MLについては、私は作るつもりはありませんが、誰かが作る分には構
わないと思います。ただし、私が入会するかどうかは未定です。現在のところ大
げさにしたくは無いと思っているのですが、面倒だったら自分の媒体に書けば良
いだけですので。

---------------------
Beyond
卜部です。Buddist(曹洞宗)です。

ご自身の媒体で存分に書かれるのがいいかと思います。少なくともこの場はコ
ミュニティのための場でも宗教のための場でもないように見受けられます。
Subject: [ruby-list:42249] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: Beyond <beyond big.or.jp>
Date: Tue, 23 May 2006 01:58:37 +0900
References: 42247 42248
In-reply-to: 42248
Beyondです。

> ご自身の媒体で存分に書かれるのがいいかと思います。少なくともこの場はコ
> ミュニティのための場でも宗教のための場でもないように見受けられます。

補足ですが、別にruby-listで議論を続けるつもりはありません。
書きたいことは最初の投稿で書きましたし、そもそも続けても無駄なので。

---------------------
Beyond
Subject: [ruby-list:42250] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: Akimichi Tatsukawa <akimichi_tatsukawa yahoo.co.jp>
Date: Tue, 23 May 2006 02:27:58 +0900
References: 42243 42245 42247
In-reply-to: 42247
立川察理と申します。

この場であまり Ruby言語以外の話題を続けるのは好ましくないと思いますが、
1点だけ確認させてください。

そもそも私には、Beyond さんの主張する「コミュニティと宗教の分離」の根拠が理解できません。
日本国憲法では第20条3項にて政教分離原則がうたわれていますが、これはあくまでも行政、国会、司法といった
公的な政治機構が特定の宗教と結びつくことを禁止したものです。
私的な個人や団体が宗教活動を行なうことは、その具体的な活動が法律に抵触しない限り、
全く問題ありません。
それどころか憲法第20条1項にて「信教の自由」として保障されております。

ですから、もし仮にRubyの公式ページあるいはまつもと氏の日記にて宗教に言及した部分があるとして、
それが Beyond さんの感情を害するものであったとしても、法的にはなんら問題になりません。
Beyond さん自身がそうしたサイトを利用しないという方法で対処するしかないと思われます。
Subject: [ruby-list:42251] Re: コミュニティと宗教の分離について
From: "U.Nakamura" <usa garbagecollect.jp>
Date: Tue, 23 May 2006 12:48:10 +0900
References: 42245 42247
In-reply-to: 42247
こんにちは、なかむら(う)です。

In message "[ruby-list:42247] Re: コミュニティと宗教の分離について"
    on May.23,2006 00:42:34, <beyond / big.or.jp> wrote:
|  私は、「開発と宗教の分離」とも「rubyistドメイン=コミュニティ全体」と
| も主張しておりません。ですから、開発と関係無いとかMatz氏の私物であるとか、
| デメリットは個人が個々に対応するとか言われても、意味不明です。

では何を主張してるんですか?

先のメールから読めることは、Beyondさんの主張は

(1) モルモン教会(めんどいのでこの略称を使います)はカルト宗教
    団体だ(または、カルト宗教団体と捉える人が多い)。

(2) rubyistサーバからモルモン教に関する記述を全て消せ。

(3) rubyistサーバ及びRAAの利用に関して特定の政治・宗教との分
    離をガイドラインとして設定せよ。

ですよね?

で、先のメールでは、(1)から(2)が導かれる理由として、「Rubyの
発展にとっては阻害要因にしかならない」と読めるように書かれて
います。

「Rubyの発展」とは抽象的でなんだかわかりませんが、たとえばruby
インタプリタの継続的開発はRubyの発展そのものと言えるかと思い
ます。

あるいはRubyコミュニティの人口拡大というのがRubyの発展という
言葉の指すものなのかもしれません。
rubyistドメインでうんぬんという話からもそういう意図のような気
もします。

正直なところ、この「Rubyの発展にとっては阻害要因にしかならな
い」という言葉は「意味不明です」。
Beyondさん自身の中ではしっかり意味が通ってるんでしょうけど、
他の人には通じてませんから、結果としてBeyondさんと意思の疎通
ができないのでしょう。


ところで、Beyondさんは、そもそも本来は(3)が前提として存在して
いるべきであるのが当然だと考えていて、それゆえに(1)から(2)が
導かれているのではないか、と私は憶測しているのですが、実のと
ころはどうなんでしょう?


| 分からないようなことを言われても意味不明です(関係ない内容とか私物である
| とかは、どこに明示されてるんでしょうか?探したけど、良く分かりませんでし
| た)。

ドメイン名の所有者はwhoisすりゃわかります。


| 2.反論するなら、立場を明らかにしてください
|  モルモン教を批判すると言うことはすなわち、「血の贖罪」によって殺される
| 可能性も無きにしもあらずと言うことです。それでも、匿名で参加しないのは、
| 反カルトと言う「立場」を明らかにしなければ、卑怯だと思うからです。こちら
| は「モルモン教は利益を受ける」と主張しているのですから、最低限モルモン教
| 徒かどうか明らかにしていただかないと、どう対応してよいのか分かりません。

で、Beyondさんはどういう立場なのですか?
例えばモルモン教会に敵対する宗教団体の信者で、モルモン教会を
攻撃すると利益を受ける立場なのかもしれないですよね?
人に立場の明示を要求するなら、まず自分からしっかり明らかにさ
れてはどうですか。

あー、私はたぶん神道の信者なんだと思います。
神社にはよく行きますがお寺にはあんまり行かないので、仏教徒を
名乗る勇気は余りありません。
ちなみにクリスマスを祝ったことはありません。


それでは。
-- 
U.Nakamura <usa / garbagecollect.jp>
最初のメールで示されたサイトは見てません。宣伝かもしれないしね :)
以上でメーリングリスト上での関連発言はすべてである。(つづく)

「プロ市民」吉本敏洋氏の「消費者原理主義」

吉本敏洋氏の「善悪」の判断基準は、以下のとおり、共産主義的な「階級闘争」観にもとづいた「消費者vs企業」の対立となっている。もちろん、根本的に誤った考え方である。
  1. 消費者と企業は利害が対立する。
  2. 消費者は常に正しく、トラブルがあった場合には企業側が全責任を負わねばならない。
  3. 消費者は絶対に正しいから何をどのように言ったとしても正義である。クレーマーは常に正義である。
  4. 企業側は些細な落ち度すらあってはならない。少しの落ち度でもあれば、悪徳商法と見なす。
  5. 企業は常に悪であるから、企業側を擁護する者(弁護士含む)は悪の手先である。
  6. 自分は常に正しい消費者の立場に立っているから、絶対的な正義である。
  7. 絶対的な正義である自分を批判するのは、何か都合が悪いから批判しているはずだから、悪徳商法やカルトの支持者に決まっている。
  8. 一度悪を行った者は、罪を償ったとしても、回心したりやり直したりすることは決してあり得ないし、そんな発言は絶対に認めない。
 以上の内容は、決して名誉毀損や誹謗中傷には該当しない。「悪徳商法?マニアックス」管理人Beyondこと吉本敏洋氏のこれまでの発言や言動を研究してまとめた結果である。過激な共産主義者がすべてのブルジョアを敵と位置づけ、プロレタリアートの代弁者を気取ってテロに走ったのとまったく同じ発想がここに見られる。文化大革命や北の某国の指導者を彷彿とさせる思想である。

5に基づいて、吉本敏洋氏は「弁護士ランキング」を作成し、「消費者の代弁者」を「正義の弁護士」とする一方、企業の弁護を行ったことのある弁護士を一括して-10ポイントとし、あたかも「消費者の利益を侵害して悪徳企業を擁護する悪徳弁護士」であるかのような情報を全世界に対して提示して、もって弁護士の名誉を損ない、侮辱し、業務妨害を行った容疑で刑事事件の被疑者として家宅捜索まで行われた。

4について、直近では悪質商法等による消費者被害額6兆円」のブログ記事が典型例である。 
「国内総生産(GDP)額の約1%」と聞くと、すごく大きい数字に聞こえますね。でも、まだ悪質商法かどうか明確ではない(KDDIのauひかりの勧誘とか、新聞の勧誘とか)ものまで含めると、もっと大きな数字になりそうです。
 「KDDIのauひかりの勧誘」とは、 吉本敏洋氏宛にかかってきた勧誘電話の話である。auひかりそのものが何らかの詐欺的商品というわけではなく、ただ勧誘電話の際にオペレーターが「勧誘目的である」ということを適切に最初に表明しなかったという、ただその「プロセス上の瑕疵」をもって、「まだ・・・明確ではない」と保留しつつも「悪質商法」だと印象づけようと躍起になっている。まさにこの姿勢こそ「消費者原理主義」と呼ぶにふさわしいだろう。
もちろん、この件については、auひかりの勧誘電話を掛けた下請け業者の側に瑕疵があるが、だからといってこのように執拗かつ粘着的なクレーマー対応を行う必要性も正義もない。しかし、「全面的に正しい消費者の代弁者」として、一切の瑕疵を認めず、100でなければゼロの悪徳商法とみなす吉本敏洋氏は、ここまでやるのである。

めんどくさいクレーマーだ、というのが率直な感想である(あくまで個人の感想であり、表現の自由の範囲内です) 。もっとも、吉本氏は「クレーマー気質を鍛える必要があります」という発言を行っているのだから、「クレーマー対応をしている」というのは氏にとっては褒め言葉でしかないはずだ。

さて、この件に関するネットの声。
  • auが全面的に悪いんだけど、地雷を踏んでしまったことは同情する
  • よりによってこの人にその電話をかけてしまうとは
  • いりません。で済ませられないのかな。面倒くさい人だ。
  • クレーマー対応されてるだけやん?
また、「新聞の勧誘」は「[悪徳商法?支店]: 朝日新聞から、勧誘の電話が掛かってきました1」の件である。朝日新聞そのものに対しては悪い印象を持たない左派の吉本氏は、上記記事で「新聞の勧誘とか」と会社名を伏せるあたりがどうも困ったものである。

いずれにせよ、企業にミスがあったら敵対視し、しつこく攻撃する。「このような言い方はよろしくないので、ぜひ改めていただきたい」という穏便な申し入れをすることができず、「消費者」という錦の御旗を振りかざして「悪の帝国」企業と戦う自分に酔いしれ、話をこじらせる。こういう人物がいるから、悪質商法対策を行っている人間が同様の「面倒くさい人間」だというような悪評が広まり、悪徳商法業者にいいように利用されてしまうのである。このような利敵行為はいますぐやめてもらいたい。

吉本氏は、「消費者」という錦の御旗を振りかざして、「企業」という大きな敵と戦う(ただし、カルトは怖いので、小物に限る)。ドンキホーテ的なヒロイズムに酔いしれるために、新たな犠牲者を見つけようとしているだけのことである。

プロレタリアートとブルジョアの階級闘争を、この21世紀の日本で繰り広げているアナクロニズム。この「消費者原理主義」はもはや受け入れられるものではないが、「プロレタリア市民」(略せばプロ市民)吉本敏洋氏にとってその思想は自己存在そのものになってしまっているのではないだろうか。

叩き易い対象を叩く「多数派」に属することで安心感を得たい吉本敏洋氏

 「叩き易い対象を叩く「多数派」に属することで安心感を得たい」というのは、悪徳商法マニアックス管理人Beyondこと吉本敏洋氏自身のことである。

 「悪徳商法?マニアックス」の行動原理は正義でもなければ金儲けでもないでもまとめたが、吉本氏の行動原理はこのようなものである。

  1. 世間から「悪」と糾弾されるような相手(但し、本当にヤバいのは面倒なので雑魚)を見つける。
  2. そのような「悪人」の「過去の素性」を徹底的にサイトで糾弾する。
  3. 「悪と戦っている正義の悪マニ」という看板を作り上げる。ここが一番重要。
  4. 自分に対する批判者は、「悪と戦っている正義の悪マニ」を批判する者だから、悪だと決めつける。もしくは、「何か都合が悪いのでしょうか」と揶揄し、同類扱いする。
  5. それによって「悪と戦っている正義の悪マニ」は常に正しく、自分を批判する者には何をしてもよいという大義名分を獲得する。
  6. まったく同じこと、或いは相手よりも悪辣なことをしていても、「悪と戦っている正義の悪マニ」を批判する者の行動は常に誤りであり、「悪と戦っている正義の悪マニ」の行動は常に正しいという主張をプロパガンダする。 
 これを一言でまとめると、 「叩き易い対象を叩く「絶対的正義」に属することでしかアイデンティティーが得られない」ということになる。

この評価は、決して誹謗中傷や名誉毀損には当たらない。ただ事実をまとめただけである。事例は、吉本敏洋氏のサイト「悪徳商法マニアックス」やその関連サイトすべてである。

前科のある情報商材販売者を叩いて正義漢を気取るが、情報商材販売スタンドとは戦わない。泡沫カルトや脱会者を叩いて「カルトと戦う悪マニ」を標榜するが、創価学会や統一教会やアレフ・ひかりの輪とは戦わない。自分を紹介してくれた恩人でも、世間から叩かれるような発言があれば全面的人格否定と揶揄を行う。

吉本氏が「ネトウヨ的感性」と揶揄している内容は、そのままそっくり吉本敏洋氏の感性に当てはまり、「ネトウヨ的感性の持ち主」とはまさに吉本敏洋氏本人のことなのである。

この「ネトウヨ的感性」もしくは「吉本敏洋氏の感性」から、数々の裁判沙汰が起こっている。今年になって、侮辱罪・業務妨害罪で告発され、捜査本部までできた刑事事件の被疑者として自宅の家宅捜索を受ける原因となった「弁護士ランキング」でも、本人はその「感性」によって「善い弁護士/悪い弁護士」を表明しただけのつもりなのだろう。だが、そのような感性から生まれたものは悪となる。

さらに、次の投稿では、吉本敏洋氏の「善悪」の基準についての研究結果をまとめる予定である。

吉本敏洋氏の削除要請に対するダブルスタンダード

悪マニに苦情を申し立てていた会社でパスワード流出騒ぎがあったので大はしゃぎの吉本敏洋さんだが、その理論は完全に破綻している。

アットフリークスの運営する@wikiで、ページ改竄・ウィルス騒ぎ 2014-03-13
悪マニに対して、しつこく削除要請を送ってきていた「有限会社アットフリークス」ですが、ずさんなパスワード管理で大きな被害を発生させているようです。
サイトの記述にクレームをつけてくるような企業というのは、要するに「サービスの品質で勝負できない」ことを自覚しているということでしょうから、さもありなんといった感じです。ネット上の書き込みというのは、よほど大きな口コミサイト(食べログとか、そんなの)でもない限り「全く影響力が無い」というのが真実ですから、それが気になるというのは相当です。
とりあえず、@wiki にアクセスするのは危険なようなので、ご注意ください。
ネット上の書き込みというのは、よほど大きな口コミサイト(食べログとか、そんなの)でもない限り「全く影響力が無い」というのが真実ですから、それが気になるというのは相当です。」だそうだ。だったら自分自身もこのブログを必死でチェックしたりせず、スルーすればいいはずだ。実際、吉本敏洋氏は以下のツイートをリツイートしている。
「ネットで価値観が異なる者と和解することは基本的には無理だ」 という考え方は、以前に吉本敏洋氏が表明していたものと同じであるが、私はそれに反対である。(仇敵が死んで大はしゃぎの吉本敏洋氏の自己矛盾 を参照)それはともかく、吉本氏自身が「スルースキル」を磨き、「削除依頼等を受けたらいちいち晒して裁判に持ち込むのではなく、素直に要請に応じる」なら、批判を受けたり、刑事事件の被疑者として家宅捜索を受けたりすることはなくなるはずだ。

いずれにしても、吉本敏洋氏には「サイトの記述にクレームをつけることが悪であり、後ろめたいことをやっている証拠」という認識があるようだ。では、吉本氏自身はクレームをつけないのか。そうではない。吉本氏のダブルスタンダードはここでも遺憾なく発揮されている。上記記事からちょうど1週間前のことである。

松永英明のはてなダイアリーの記述が、はてなによって削除されました  2014-03-06
理由は良く分からないのですが、松永英明なる人物に粘着され誹謗中傷を受けています。
彼のはてなダイアリーでも私に対する誹謗中傷がなされていたため、株式会社はてなに「削除要請」を行ったところ「根拠が無い」として2月14日までに削除されました。
松永英明に関しては、これまで、カリスマストーカーこと故・御堂岡啓昭が、松永英明の書いた「悪マニを閉鎖せよ」などとする要求書面を持って当方の実家を突然訪問するなど、言論の自由に対する「テロリズム」が繰り返し行われてきました。ネットストーカーの常套手段は、ネット上の活動にまったく関係の無い親族や所属する会社などへの圧力によって、活動を妨害するものです。
御堂岡啓昭がお亡くなりになったことで、だいぶネットは安心安全になりましたが、未だ当方の個人情報をばら撒くことで嫌がらせしようとする者が存在します。どうか皆様におかれましては、リンクやリツイート、いいねなどでネットストーカーを増長させることなきよう多少なりとも気をつけていただければ幸いです。

はてなダイアリーでも私に対する誹謗中傷がなされていたため、株式会社はてなに「削除要請」を行った」のだそうである。

吉本氏の一週間後の記載を再掲しよう。「ネット上の書き込みというのは、よほど大きな口コミサイト(食べログとか、そんなの)でもない限り「全く影響力が無い」というのが真実ですから、それが気になるというのは相当です。

相当である。他人が削除要請するのは「しつこく削除要請」であり、自分が削除要請するのはまったく問題ない。見事なダブルスタンダードだ。

いや、「松永英明なる人物」の「はてなダイアリー」は、「食べログとか、そんなの」レベルのよほど大きな口コミサイトなのだろうか。実際に確認すると、記述はこのようになっている。

備忘録ことのはインフォーマル
この日記は、プライベートモードに設定されています。


黒崎、アンチキムチ(匿名党)、(はてなにより削除されました)、野田憲太郎、西村雅史、崎山伸夫、debri(debriani)、 muramasa931・ロンダルキア、3TStopicRDQ、その他有象無象の匿名等の人物から執拗に継続されてきたネットいじめに耐えきれませんの で公開を停止します。
 プライベートモードというのはどうやら、ブログの内容を非公開にするもののようだ。そして、Internet Archiveで確認すると、少なくとも2012年11月25日には「プライベートモード」に設定されている。すなわち一年半近くにわたってこの状態が続いていたことがわかる。また、「はてなにより削除されました」の部分に「吉本敏洋」の名前が入っていたことも明らかだ。

1年半、放置されているブログの記載をもとに「松永英明なる人物に粘着され誹謗中傷を受けています。彼のはてなダイアリーでも私に対する誹謗中傷がなされていたため」とアピールしているのである。とすると、誹謗中傷とは、「吉本ら有象無象の人物から執拗に継続されてきたネットいじめに耐えきれません」という表現がそれに当たるということになる。

「ネットいじめを受けている」と書くことが誹謗中傷になるのだろうか。もしそうだとしたら、吉本敏洋氏が「松永英明なる人物に粘着され誹謗中傷を受けています。」と書くのは誹謗中傷ではないのだろうか。

改めて確認したところ、松永英明氏はブログ、ツイッター、facebookその他一切のインターネット上の発言の場で、約1年にわたって一切発言・行動していない。他のインターネットユーザーによる松永氏の動向も一切伝わってこない。そこで「誹謗中傷を受けています」と主張するのであれば、「吉本氏が現在もネットいじめを続けていること」も事実として認定されなければならないのではないか。

同記事の後半は、吉本氏がよく駆使する「直接批判していないと言い逃れできるが、読者を誤解に導く表現」を駆使している。つまり、「松永英明に関しては、・・・」と書き始めておいて、その後の記述は「カリスマストーカーこと故・御堂岡啓昭」がおこなった行動についてである。

「言論の自由に対する「テロリズム」が繰り返し行われてきました。ネットストーカーの常套手段は、ネット上の活動にまったく関係の無い親族や所属する会社などへの圧力によって、活動を妨害するものです。」という部分は、「カリスマストーカーこと故・御堂岡啓昭」の行動である、という読み方が正しいのだろう。松永英明氏がこれらの「常套手段」(親族や所属する会社などへの圧力によって、活動を妨害する)ということをした、とは一言も書いていない。書いていないから、松永氏を誹謗中傷したものではない、と、もし仮に裁判になったとしても主張できるようにしようとしたのだろう。

だが、「松永英明に関しては、」と書き始めているので、読者に対しては「松永=ネットストーカー」と印象を持たせることになる。これが吉本流の「誹謗中傷を書いておきながら、相手のことではないとあとで言い逃れできる書き方」にほかならない。そういう詐術を使っているので、裁判になっても勝てると高をくくっているのである。

そして、ダブルスタンダードについては、もう一つ問題がある。

吉本敏洋氏が被疑者となっている「弁護士ランキング」の「格付け基準」ではこう書かれている。
サイト管理者(ジャンル問わず)との交渉を行わずに、プロバイダにクレームをつけたことがある -10pts.
つまり、「サイト管理者との交渉を行わずにプロバイダにクレームをつける」ことは、吉本氏にとっては「」だと表明されている。そのこと自体は否定しないが、ここで指摘したいのは吉本氏のダブルスタンダードだ。その検証の前に、吉本氏の発言をもう少し引用しておこう。

世の悪徳業者は、私にではなく、まずプロバイダにクレームを付けるのですが
どこか良いプロバイダありませんか? 2004年1月20日)
今後、ちょっと批判的な記事を書いたり体験談や感想を載せたりすると、「google八分の刑」や「プロバイダにクレームが行く」ことが頻繁に起こるようになるでしょう。ヤクザは身内を攻めるように、本人に攻撃するより効果的な場合が多いものです。
googleから、削除された理由(わけ) 2004年1月15日)
少し古い記載ではあるが、「プロバイダーではなく本人にまず言え」というのが吉本氏のスタンスだ。それを自分自身も守っているのであればいいのだが、吉本敏洋氏を批判する相手に対してはその基準を守らなくて当然だと主張するのである。

今回の松永英明氏の「名誉毀損の削除」について、吉本氏は「株式会社はてなに「削除要請」を行った」 と明記している。「松永氏に削除要請を行った」という記載は一切見られない。また、ここ1年ほどまったく動きが見られず、吉本氏自身が「生きてるのか死んでるのか知らないけど。」と今年1月24日にツイートしていた相手に対して、果たして連絡を取ろうとしたのかどうか、不明である。いや、連絡を取ろうとしたのであればそのことを必ず明記するのが吉本敏洋という人物のはずだが。

吉本敏洋氏は、ダブルスタンダードではないというのであれば、「はてなに削除依頼する前に松永英明氏に連絡したか否か」をまず明らかにするべき。

・・・今、この文章を書きながらチェックしたところ、吉本敏洋氏が自分のツイートをこっそりと削除していることが判明した。法的に問題のある発言はこっそりと削除する傾向にあるので、何か都合が悪いのだろうか。削除されたツイートはこれである。
当ブログの「仇敵が死んで大はしゃぎの吉本敏洋氏の自己矛盾 」で引用・リンクしていたので、吉本氏が「そんなツイートはしていない」と言い逃れすることはすでに不可能となっているが、さすがにまずいと思ったのだろうか。少なくとも、削除依頼があったから消したのでないことは明らかだ。削除依頼があれば、プロバイダ宛であろうと自分宛であろうと晒してやまない吉本敏洋氏なのだから。

いずれにせよ、吉本敏洋氏のダブルスタンダードは、数々の問題の中でも根本的な場所を占めていると言える。

※このブログの論考は、吉本敏洋氏の言動に対する考察であり、名誉毀損等には一切該当しません。

警察・検察を挑発する「悪マニ」管理人吉本敏洋氏

悪徳商法マニアックス管理人吉本敏洋氏は、先日、自らを被疑者とする事件での家宅捜索を受けた。このことは吉本氏自身がツイッターで明らかにしたことだが、それをまとめたtogetterのページを不可視にさせる「togetter八分」をおこなうなど矛盾した言動をとっていることは、すでに記したとおりだ。(Naver八分はまだされていないようなので、一覧はこちらを参照→ 悪徳商法マニアックスBeyond宅に家宅捜索)「捜査本部までできる」重大事件であることが明かされている。

それに加えて、吉本氏は強制捜査から二週間以上経っても逮捕されないことをいいことに、警察・検察を挑発する発言をツイッター上で繰り返しおこなっている。







PGP Diskとはハードディスクの全部または一部を暗号化するもののようだ。ただ、これは調べてみると古い名称のようで、PGP Whole Disk Encryption からSymantec Drive Encryptionへと名称が変化している。吉本氏が使っているのは古いバージョンなのか、古い名称にこだわっているだけなのかはわからない。

ちなみに、吉本氏のこだわる表現"PGP Disk"で検索するとこんな記載にぶつかった。


 ちなみに、松永氏こと河上氏は、かつて自身の運営するサイト
"Der Angriff" で暗号ソフトPGP の日本語利用方法を図入りでク
リアに解説していた。
 http://hanran.tripod.com/crypt/y2k/index.html
 PGP 自体は当時筆者もすでに利用していたが、公開鍵、秘密鍵
をPGP Disk
 http://hanran.tripod.com/crypt/y2k/06.html
のドライブに格納・暗号化し、セキュリティを向上させるという
のはおそらく河上氏独自のアイデアで、筆者も早速模倣したもの
である。
 いずれにしても、官権に押収されても隠し通したい何かがあるようだ。

ところで、パスワードの黙秘権について心配になっているようだが、「対象外とされる国」はアメリカである。
米裁判官、「暗号化されたデータ」については「黙秘権」の対象外として復号を求める | スラッシュドット・ジャパン
日本ではどうかわからないが、今回の事件では公開されたウェブページの内容が問題であり、それを無関係だと主張することはおそらくないだろうから、HDDの中身は立件に直接必要ないと考えられる。検察は可及的速やかに起訴すべきだろう。

なお、刑事事件では、吉本氏が常用しているダブルスタンダードは通用しない。(「コレクションであり、信憑性がない」という主張と同時に「公益である」と主張するのは矛盾しているが、今まで吉本氏はこの詭弁を悪用し続けてきた)
検察の健闘を祈るばかりである。