それに加えて、吉本氏は強制捜査から二週間以上経っても逮捕されないことをいいことに、警察・検察を挑発する発言をツイッター上で繰り返しおこなっている。
悪マニの家宅捜索で警察が押収して行ったパソコンのHDDは、重要なデータ領域をPGP Diskで暗号化している。パスワードの桁数は30桁以上。真面目に解読するのは一苦労だと思うが、PGPにバックドアがあればパスワードは無意味。警察のIT捜査能力が明らかになる。
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 2月 14
警察からは、まだ何の連絡もありません。次の事情聴取の予定もありません。パソコンも当然、返って来ません。押収する際に「すぐコピーして、2~3日で返すから」と言われたのですがウソでした。
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 2月 22
@Kan_getsu 聞くところによると、捜索から2週間後くらいが捕まるかどうかの山場らしいです。今、押収物を精査してるんでしょうね。
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 2月 22
明日で家宅捜索から2週間になります。警察からはまだ何の連絡もありません。捜査本部が出来るくらいの大事件のようですが、捜査のほうは進んでいるのでしょうか?
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 2月 26
警察は、押収して行ったHDDのPGP暗号化を解けていないようだ。正確には、押収して行ったPCを起動してネットには繋げていないようだ(起動時にパスワードを聞かれるので、パスワード知らないとそもそも起動できない)。無理なんだから、さっさと返して欲しい。
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 3月 4
ちなみに「パスワードは?」とは、まだ聞かれてないですね。 RT @sakichan 暗号化パスワードは黙秘権の範囲か?という微妙な議論も世の中あったりする(対象外とされる国はあるので)
— Beyond@悪マニ (@a902) 2014, 3月 4
PGP Diskとはハードディスクの全部または一部を暗号化するもののようだ。ただ、これは調べてみると古い名称のようで、PGP Whole Disk Encryption からSymantec Drive Encryptionへと名称が変化している。吉本氏が使っているのは古いバージョンなのか、古い名称にこだわっているだけなのかはわからない。
ちなみに、吉本氏のこだわる表現"PGP Disk"で検索するとこんな記載にぶつかった。
ちなみに、松永氏こと河上氏は、かつて自身の運営するサイトいずれにしても、官権に押収されても隠し通したい何かがあるようだ。
"Der Angriff" で暗号ソフトPGP の日本語利用方法を図入りでク
リアに解説していた。
http://hanran.tripod.com/crypt/y2k/index.html
PGP 自体は当時筆者もすでに利用していたが、公開鍵、秘密鍵
をPGP Disk
http://hanran.tripod.com/crypt/y2k/06.html
のドライブに格納・暗号化し、セキュリティを向上させるという
のはおそらく河上氏独自のアイデアで、筆者も早速模倣したもの
である。
ところで、パスワードの黙秘権について心配になっているようだが、「対象外とされる国」はアメリカである。
米裁判官、「暗号化されたデータ」については「黙秘権」の対象外として復号を求める | スラッシュドット・ジャパン
日本ではどうかわからないが、今回の事件では公開されたウェブページの内容が問題であり、それを無関係だと主張することはおそらくないだろうから、HDDの中身は立件に直接必要ないと考えられる。検察は可及的速やかに起訴すべきだろう。
なお、刑事事件では、吉本氏が常用しているダブルスタンダードは通用しない。(「コレクションであり、信憑性がない」という主張と同時に「公益である」と主張するのは矛盾しているが、今まで吉本氏はこの詭弁を悪用し続けてきた)
検察の健闘を祈るばかりである。
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