現時点(2014/10/11)で削除されていないがこれがいつ削除されるのかということも注目すべきポイントだが、これらの投稿が何年に行われたものかは一目では分からない。
◇-治験アルバイト(新薬ネット)-るさま(6/18-23:13)No.147676 ├小さなところでコツコツと…-拙電器(6/19-23:35)No.147684 │└Re:小さなところでコツコツと…-るさま(6/21-00:18)No.147701 │ ├03-3491-5614-るさま(6/21-00:24)No.147702 │ └公営住宅の申し込み代行…-拙電器(6/21-02:51)No.147709 ├詐欺サイトじゃなく本物サイトで-織田(6/21-02:16)No.147707 ├Re:治験アルバイト(新薬ネット)-2007(6/21-12:39)No.147710 │├Re:治験アルバイト(新薬ネット)-織田(6/21-19:08)No.147719 │└たぶん「未認可」の意味合いが違うかと-Rolly-A(6/21-20:03)No.147720 └Re:治験アルバイト(新薬ネット)-るさまさん=VOB関係者?(8/27-19:12)No.148219 ├るさまさん=VOB関係者?=新薬ネットの関係者ですか?-拙電器(8/27-22:17)No.148225 ├「ピンハネ」は普通では?-じゅんた(8/27-23:54)No.148227 ├Re:治験アルバイト(新薬ネット)-るさま(8/28-00:46)No.148229 └同じようなコメントばかりですね。-るさまさん=VOB関係者?(8/28-03:15)No.148231 ├治験が給料?-るさま(8/28-08:08)No.148232 ├状況の混同が見られます。-Rolly-A(8/28-12:18)No.148233 └会費を徴収する方式の仲介業者がダメな理由-Rolly-A(8/28-12:47)No.148234
何年だかわからないが6月~8月にかけて投稿があったことだけがわかる。何年の投稿かを示さないのは前世紀の掲示板によくあったことだが、未だにそれをバージョンアップもせずに温存しているのは、「プログラマ」でもあるはずの吉本敏洋氏としては怠慢ではないのだろうか。--いや、怠慢ではなく確信犯であろう。
「投稿年」というのは、こういう企業情報のサイトでは極めて重要なはずである。たとえば2000年にはブラックだった会社が2012年には改善されていたり、あるいはその逆で2000年に優良だった会社が2015年に経営者が変わって悪質商法に手を染めていたりするかもしれない。何年前の情報かというのは、消費者にとっても極めて重要な情報である。
スマホのアプリの評価でも、「旧バージョンに対する評価です」ということが明示されるのはなぜか、ということを少し考えればわかるはずである。
それに対応しない。単なる怠慢ならまだマシだ。「過去に悪いことをやったと報道されたような奴は一生更正せず、また悪いことをやろうと企み続けているに違いない。それを暴くことこそ善だ」という、明らかに勘違いした価値観を持っている吉本敏洋氏にとって、「いつの情報か」ということはまったく重要な情報ではないのだろう。
ということで上記ツリーの投稿年を知る方法がないかと思ったら、見ることができた。
ブラウザで「ソースを見る」という機能があるが、それでページのソースを見ると、たとえば一番上の投稿の下にこのような一行が記されている。
<!-- Article Other Information Re:0 time:1182176003 count:-->記事の他の情報として、Re(返信番号)とtime(投稿時刻)が保存されていた。ただし、timeの数字をそのまま見ても意味が分からない。これはUNIXタイムスタンプというもので、変換サイトで簡単に年月日時分秒を知ることができる。
上記の投稿時刻の数字を入力して調べると以下のようになり、日時がページ上の表示と一致していることがわかる。
▼変換結果 UNIXタイムスタンプ→年月日時分秒 | |
入力値: | 1182176003 |
日本標準時(JST): | 2007年6月18日(月) 23時13分23秒 |
グリニッジ標準時(GMT): | 2007年6月18日(月) 14時13分23秒 |
つまり、7年前の投稿ということだ。面倒ではあるが、内容証明や訴訟の際には重要な情報の一つとなると思われる。
ところで、このページでは、治験アルバイト(正確には治験ボランティア)に関する情報が投稿されている。その情報の真偽や、特定のサイトの是非は別として、投稿者のスタンスに疑問が残る。たとえ「新薬ネット」が悪質商法であったと仮にしたところで、投稿者「るさま」氏の投稿自体も適切ではない。
「弊社の名誉毀損、および弊社名誉毀損に対する当該ユーザーへの損害賠償請求」というのも名誉毀損ではなく信用毀損じゃないのかなどのツッコミどころはあるものの、損害賠償請求訴訟になったら「るさま」氏にとって非常に不利な状態となるだろうし、あるいはその連絡がとれない場合、削除しない悪徳商法?マニアックス管理人Beyondこと吉本敏洋氏の責任も当然問われることになるだろう。
投稿者「るさま」氏は、治験ボランティア紹介を無料で行っている「VOB」に登録している会員(ユーザー)であるとのことだが、「新薬ネットは有料だから怪しい」という趣旨の投稿を繰り返している。新薬ネットに登録して詐欺まがい行為があったというのなら有益な情報提供といえるが、「るさま」氏は登録していない。したがって、その内部で何が行われているか「るさま」氏に情報はない。情報がない状態で「治験アルバイトの詐欺として、悪徳マニアは当然知っているべき新薬ネット」「自ら詐欺といっているようなものです。」と断定しているのである。これは大問題だ。
有料だと紹介しない詐欺状態でも成立しうる、無料だとピンハネはあったとしても確実に紹介はある、と主張されている。これは論理的にはそのとおりであるが、では新薬ネットが実際にそうなのかどうなのかについては安易に結びつけられない(これが結びつくというのであれば疑似科学の論理そのものである。「理屈として成り立ちうる」を「だからそうなんだ」と言い切るのが疑似科学だからだ)。
理屈として「まったく紹介しないで登録料だけとっている可能性がありうる」というのと、「だから気をつけろ」、さらには「詐欺」と言うのはまったく違うことである。その違いを理解していないのが、悪マニ投稿者の「るさま」氏であり、そのような投稿を野放しにするどころか先陣を切ってそのような投稿を行い続けているのが吉本敏洋氏ではないのだろうか。
吉本敏洋氏が自己のブログで悪マニに削除要請を送ってきた「新薬ネット」に関する新聞記事(2014/9/19)という追加記事を公開して、「るさま」氏が詐欺と言ったが詐欺と言ってるのは読売新聞もそうなんだ、だから新薬ネットは詐欺なんだ、詐欺なんだから詐欺と言って何が悪い、削除依頼してくる方が悪いんだ、といつもの理屈を展開したいがゆえのものだろう。しかし、読売新聞による十分な取材の末の報道と、根拠になっていない「るさま」氏の投稿は次元が異なる。このような付け焼き刃で「悪徳商法と戦い続けているオレ」をアピールされても、真っ当な消費者保護団体から見れば迷惑なだけだ。
それから念を押しておくと、別に吉本氏はこれまで新薬ネットを叩いてきたわけでも何でもない。ただ投稿があっただけだ。ところが、削除依頼があったものだから戦闘モードに切り替わり、「悪の新薬ネットと戦うオレ」をアピールしだした、というのが実情である。人として見習いたくない態度であると私は個人的に考えるが、皆さんはいかがだろうか。